定年後の新たなチャレンジとして、シニア起業が注目を集めています。その中で人気を集めているのが、焼き芋屋さん。少ない資金で始められるので人気です。
しかし、安易な気持ちで起業してしまうと、思わぬ苦労を味わうことも。
この記事では、シニア起業でやってはいけないことや、焼き芋屋さん開業のメリット・デメリット、シニア起業の成功例をご紹介。
60代以上の方が起業する際に注意した方がいいことをお話します。
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シニア起業が人気の背景
シニア起業の人気は、長寿社会と年金支給開始年齢の引き上げが背景にあります。
65歳以降も働く必要性が高まり、副収入源として注目。豊富な経験を活かし社会貢献したいという意欲も要因です。
経験を活かしながら社会貢献・自己実現を両立できるシニア起業は、シニア世代の方々にとって魅力ある選択肢の一つとなっています。
日本の高度経済成長期を支えたシニア世代
現在のシニア世代は、日本の高度経済成長期を支えた世代です。
特定の業種に特化して働かれてきたシニア世代の方々の豊富な経験と知識は、起業において大きな強み。勤勉さや責任感の強さ、そして実践的スキルも備わっています。
技術や人脈を活かし、新たなビジネスチャンスを見出すシニア世代の方は少なくありません。
シニア起業でやってはいけないこと5選
シニア起業を考える際、失敗を避けるために以下の5つのポイントに注意が必要です。
- 大きなリスクを伴う投資・自己資金への依存
- 無計画に事業を始める
- 体力・経営資源に見合わない事業を選ぶ
- 家族の理解と協力を得られない状態で開始する
- スマートフォンやPCの操作ができない状態で開始する
一つずつ解説します。
1. 大きなリスクを伴う投資・自己資金への依存
起業は、必ずしも成功するとは限りません。
大きなリスクを伴う投資や、高額な初期投資は避けましょう(不動産投資、高額店舗への投資など)。
退職金や貯蓄など全資金を事業に投じるのではなく、生活費や緊急時の資金は確保します。
高額ローンを組むのも危険です。返済負担が大きくなり、年金や貯蓄を守れないケースも。
資金計画を明確に立て、リスクを最小限に抑えたうえで段階的に事業を拡大することが成功への近道です。
2. 無計画に事業を始める
無計画のまま安易に事業を始めると、必要な施策や効果的なアプローチ手法が定められていないため、失敗する可能性が高くなります。事業計画書を必ず作成してくださいね。
趣味を仕事にする場合でも、市場調査で需要を確認し、競合分析によって強みや独自性を明らかにします。そのうえで、資金計画を立てましょう。
具体的な方法がわからないという方は、開業に関する講座を受けたり、専門家へ相談したりすることがおすすめです。
3. 体力・経営資源に見合わない事業を選ぶ
シニア起業では、体力的に負担が大きい事業や、専門知識が必要な事業は避けるべきです。
自分の体力や経験やスキルを大切に、それに見合う事業を探すことがビジネス継続の秘訣。無理のない規模から始め、徐々に拡大していくのが賢明です。
4. 家族の理解と協力を得られない状態で開始する
起業は、家族の理解と協力を得られるよう、話し合いを十分に行ってくださいね。
起業は、時間や資金など多くのリソースを必要とします。家族の反対を押し切ると必要なサポートが得られず、継続できなくなる場合も。
協力体制を整えることでさまざまな困難を乗り越えやすく、精神的にも安定して事業ができるでしょう。
5. スマートフォンやPCの操作ができない状態で開始する
現代では、集客、販売などマーケティングの多くがオンラインで行われます。とくに商品認知を高めるにはSNS活用が欠かせません。
もし、あなたがスマートフォンやPCの操作が苦手な場合、いずれ事業成功の壁になります。
シニア向けのデジタル活用講座を受講するなど対策を取り、基本的なパソコン操作やスマートフォン操作は習得しておきましょう。
定年後にシニア起業でおすすめの業種は?職種選びの3つのポイントもご紹介
シニア起業にどの業種を選べば良いかわからない、という方は、以下の3つのポイントを基準にしましょう。
- 初期投資が少ない
- 体力の負担が軽い
- 需要が安定している分野
ある調査では、シニア起業に人気の業種は「小売業」、次いで「飲食業」という結果が出ています*。
少ない開業資金で始められ、人と対話を重ねながらこれまでのノウハウを活かしたい、という意向が感じられます。
シニア起業に人気の焼き芋屋さんは、これらの条件を満たす理想的な選択なのかもしれません。
*フリー株式会社「起業に関するアンケート調査を実施 人生100年時代にシニア起業が増加傾向!? シニア層の4人に1人が「起業に関心あり」! 起業に対する不安は「資金や収入減」だけではない! そもそも「起業の仕方が分からない」といった声も」
https://corp.freee.co.jp/news/freee-2019-9415.html
1. 初期投資が少ない
シニア起業では、リスクを抑えるため初期投資の少ない業種が適しています。
焼き芋屋さんは、比較的低コストで始められる点が魅力です。設備投資も最小限で済み、店舗を構えないため、初期費用を安く抑えられます。開業資金が少ない場合におすすめです。
2. 体力の負担が軽い
年齢を考慮し、体力的な負担が少ない業種を選びましょう。焼き芋屋さんのように移動販売なら、腰を据えた仕事内容で体力的な負荷を抑えられます。
営業時間を調整できるなど自由が利き、無理のないペースで運営できるでしょう。
体力負担が少ないと、あなたのペースで長期的に続けられます。そのため、ご家族との時間も取りながら充実したシニアライフを送れるでしょう。
3. 需要が安定している分野
飲食業やサービス業など、ニーズが限定的で安定した需要がある分野を選ぶことがおすすめです。無理なく安定した収入を得られます。
焼き芋は季節を問わず人気があり、とくに肌寒い秋や手指が冷える冬は人気ですよね!地域のイベントなどに参加すれば、通年需要も狙えるでしょう。
ファンが増えれば、リピーターによる売上安定も期待できますよ。
定年後のプチ起業に最適「焼き芋屋さん」のメリット・デメリット
「副業程度に収入が得たい」「自由に運営して社会貢献や自己実現をしていきたい」。
このように、自分のスキルや趣味を活かしながら、比較的小規模な事業を立ち上げる働き方を「プチ起業」と呼びます。
ここでは、定年後のプチ起業におすすめな「焼き芋屋さん」のメリットや、知っておくべきデメリットを解説します。
- メリット① 少額の開業資金で始められる
- メリット② 資格や許可がいらない
- メリット③ 自分のペースで運営できる
- デメリット 開業時のトラブルについて相談できる人がいない
メリット① 少額の開業資金で始められる
焼き芋屋さんは、比較的少ない資金で始められる点が大きなメリットです。
店舗を構えなくてよく、基本的に移動販売。主な費用は、車両や焼き芋機、材料のみです。中古車を活用すれば、100万円程度で開業できるので資金面はとても魅力的ですよね!
また、「いも子のやきいも」のように、フランチャイズを活用すれば、資金計画も立てやすくなります。
メリット② 資格や許可がいらない
焼き芋販売には、保健所の営業許可、消防署の許可、道路使用許可がいりません!
スムーズにスタートできるので「今日からうちのお庭で焼き芋屋はじめます!」ってこともあり得ます。シニアの方も安心して始められますよ。
調理師免許も不要です。スキルがないから諦めてしまっている方でも始められます。
メリット③ 自分のペースで運営できる
焼き芋屋さんは、自分のペースで運営できる点が魅力です。
力仕事はほとんどなく、シンプルな機材操作と販売が中心。もちろん、営業時間や休日を自由に設定できます。「秋冬だけの営業」でもOK!
自分のペースで自由に働けて、お客様に「今まで食べた中で、1番美味しかったです」と言われたら、最高ですね。
デメリット 開業時のトラブルについて相談できる人がいない
焼き芋屋は開業しやすい反面、一人で運営するため、トラブル発生時に相談できる相手がいない点がデメリットです。
- 大量に仕入れた芋が売れ残った
- 良い販売場所が見つからなかった
- おいしくないとクレームを受けた
これらの問題に一人で対処するのは、精神的負担が大きいですよね。
開業時は分からないことがたくさんありますが、いも子のやきいもの仲間たちには沢山の受講生さんがいます。1人じゃないと思える心強さがあって、疑問点もすぐに聞ける仲間ができますよ。
女性で60歳からの起業も夢ではない!シニア起業成功例
ここで、シニア起業の成功例をご紹介します。
●事例①「焼き芋屋さんこっち来て!とお呼びのお声を頂けるように」
東京から岡山へ移住したAさんは、還暦前に地元で農業に従事。 収入拡大のため、倉庫で眠る芋焼き釜を活用して 軽トラで移動販売を始めました。 地元の人脈を広げ、「焼き芋屋さんこっち来て!」 と呼ばれるまでになり安定した収益を確保。 さらに、地域のさまざまな活動や講演を通じ、 シニア起業家として新しい生き方を実現しました。 |
●事例②「自身の経験を社会の多くの人のために」
65歳のBさんは、3人の子育てと母親の介護が一段落した主婦。 介護中に睡眠障害を患い、苦労の上克服した経験から 「睡眠改善インストラクター」資格を取得。 日本眠育普及協会を設立しました。 「睡眠が変われば人生が変わる」をモットーに、 睡眠に悩む現代社会の方へ、良質な睡眠を得るための眠育普及活動を行っています。 |
シニア起業は焼き芋屋さんで決まり!まずは「いも子のやきいも開業学校」へご相談ください
焼き芋屋さんが人気の理由は、許可や免許もいらず「売りたい場所で売りたい時に売れる」ことです。定年後のシニアライフにぴったりですよね!
とはいえ、初めての起業を安心して始めるためには、専門家のサポートが不可欠。焼き芋屋さんでのシニア起業に興味を持たれた方は、まずは「いも子のやきいも開業学校」の受講をおすすめします。
「いも子のやきいも開業学校」では、必要なノウハウを一から学べ、実践的なアドバイスも受けられます。もし、受講を悩まれている方は個別相談お申し込みフォームから相談も可能です。
定期的にオンラインお茶会も開催!焼き芋屋さんとして開業したい方は、ぜひご参加ください。